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Q3 ふりかえり

Sep 25, 2017

そろそろ9月も終わりで、そうなると今年も残り3ヶ月しかないので、この三ヶ月をふりかえってみる。

7月

  • “Bring Kids to Work Day” というイベントがあり、妻と娘を会社につれていった。
  • Edward Tufte の講演会 を見にいった。
  • 勤続5周年のお祝いに Product Manager からシャンパンをもらった。
  • Prime Day に Anova 1 を買った。
  • 妻の友達と Mt. Rainer に行った。
  • 日本語での Twitter を再開した。

Edward Tufte の講演会は存在を知りつつも値段 ($380) に尻込みしていたんだけど、行ったらなかなか面白かった。その後に盛り上がって D3 をさわったりもしたけど、継続はできず。

日本語の Twitter を再開したのは、pha さんの『持たない幸福論』を読んで、自分のネットワークの狭さに危機感をもったのと、ツイッターのフォロワーを3ヶ月で3,000人ほど増やした方法 の「140文字ぎっしり書け」というのがハックめいていて試してみたかったから。Like や RT が通知されるのはブログに引きこもっていた身としては新鮮だった。

8月

  • GTD を再開した。
  • チームイベント (インターンの送別会) で脱出ゲームに行った。
  • 日食を見た。
  • Seattle Aquarium に行った。
  • Sony RX100 M4 を中古で買った。
  • 休暇をとって家族でメキシコに行った。

忙しさに対処するべく GTD を再開した。ツールは Gmail についているタスク機能と、Google Keep 2 をすこし使ってみて、結局 Remember the Milk に落ち着いた。

メキシコは楽しかった。葬儀で日本に帰ったときに比べると、飛行機のなかでの娘はだいぶ落ち着いていて、想像していたより困らなかった。

9月

  • 妻と娘といっしょに音楽教室に行った。
  • Seattle Mini Maker Faire に行った。
  • DigitalOcean にあった droplet を消して、自分のもっているドメインまわりの設定を整理した。

Mini Maker Faire に行くのは去年にひきつづき2回目、だけど Early Bird なチケットを買い忘れた。展示も面白かったけど、Pablos Holman の講演が良かった。

仕事

仕事は忙しい、けどそれなりに慣れてきたのか、プレッシャーないしストレスはそこまで高くない。GTD にそって色々リストにしてみたり、25分ごとにポモドーロを切ってみたり (午後は乱れがち)、5時になったらとりあえず帰ったり、帰り道は着替えて走るようにしたり、そういうのも多少は効いていると思いたい。

勉強

相変わらず iKnow で英単語だけやっている。中国語は続かず、メキシコ旅行では妻のスペイン語をうらやましがったりした。

家族

娘は順調に育っている。つかまりだちが出来るようになった。実家とのテレビ電話 3 には長らく Skype を使っていたんだけど、なんか画質が悪いというので LINE に切り替えた。

インターネット

「なにかを語るよりなにかを作ろう」みたいな気持ちになりブログを控える一方で、Twitter を再開したりしてちぐはぐだった。

とはいえ、Twitter を再開したのは考えあってのことで、インターネット友達としかいいようのない人々とつるんでいた昔を考えると、会社と家を往復して、たまに妻経由で知り合った友達と遊ぶような現状には、すこし危機感がある。ネットワークを広げるような活動はもう少しがんばりたい。


  1. 真空調理器と呼ばれる種類の調理家電。ぶち猫おかわりパルでよく見かける。 ↩︎
  2. Google の開発している、Evernote と Pinterest を足した結果 Trello になりそこねたような謎のソフトウェア。 ↩︎
  3. 動画がついている電話を「テレビ電話」と呼ぶのは、動画をテレビでしかみなかった時代の人の言葉だと思う。携帯で送るものがメールだけだった時代の人が携帯電話でとる写真を「写メ」と呼んでしまうのに似ている。 ↩︎

Q2 ふりかえり

Jun 27, 2017

仕事

ちょっと忙しい。プランニングポーカーで見積もりしてみたり、ふりかえりの時間があったり、スクラムっぽいことを律儀にやっているのは新鮮で良い。

忙しさを多少コントロールしようと、ポモドーロテクニックもどきをするようになった。割り込みがあってもポモドーロをキャンセルしなかったりするので「もどき」だけど、1日の最後に「今日は何をしてたんだっけ」と思うことは減っていると思う。

勉強

相変わらず iKnow で英語を勉強している。チームに中国のひとが多いので、気分転換に中国語も1コースいれてみた。ほかの外国語をはじめてみると、それと比較して英語は出来るようになったなあと実感する。

機械学習はあまり勉強できなかった。Q3 にがんばりたい気もするし、子供の世話やら車の免許をとるのやらにあてるべきだとも思う。

“The Clean Coder” は良い本だったけど、kata は結局やっていないし、まだ血肉にはできていない感じがある。Conversations with Technology Leaders: Erik Meijer によると

I print out the Wikipedia summary of the book and glue it into the notebooks I carry around everywhere to keep notes. Every two weeks I reread the rules and refresh myself into doing the right thing.

Erik Maijer は “How to Win Friends and Influence People” (『人を動かす』) の要約をノートにはりつけて読み返しているらしく、自分にもそのくらいの熱心さが必要な気がする。

家族

娘は離乳食を食べるようになった。よく笑うし、眠くなると目をこするし、だいぶ人間らしくなってきてかわいい。

父の四十九日があって、今度はひとりだけで日本に帰った。実家の色々は、いきおい日本にいる家族にまかせてしまいがちで、長男らしいところを見せられずにいる。

インターネット

オープンソース活動はあまりせず、ブログをそれなりに書いた。

髪を切った

Jun 19, 2017

まえの水曜日に髪を切ってきた。床屋は前回とおなじく Counterbalance Barbershop で、前回に切ってくれたひとは休みだったので、他のひとを指名して予約を入れる。髪型はツーブロック風を目指していたんだけど、刈り上げ部分がやや長めになった。

最近すこし白髪がめだつようになってきたり、チームを変えてから周囲に若いひとが増えたりで、私もおじさんになってきたなと実感する。SF 読者の平均年齢は毎年あがるという冗談があり、それでいうと、会社で若手枠でなくなったのは良いことのように思う。インターネットの知り合いは高齢化しているので、なにか物を作って若者にアピールしていく必要を感じる。

超音速備忘録 という、巨大な写真でプラモデルを紹介しているブログがすごく面白く、何事かと思っていたら、モデルグラフィックスのひと (だった?) らしく、やや納得した。1

私はあんまり熱心な模型ファンではなかったんだけど (子供にとってはお金がかかりすぎる趣味だとおもう)、でも模型誌を読むのは好きだった。私にとっての模型誌というとホビージャパンとモデルグラフィックスで、前者は王道で後者がちょっとおしゃれなイメージがある。今となっては何故そう思ったのか理由も答えられないけれど。

模型は日本でやる趣味だよねえと思っていたら、アメリカでしか買えないプラモ組んだら死ぬほど楽しかった話のように、ここでしか買えない良い製品もあるらしい。

カメラはアメリカでも買えるなあ。

カメラメーカーは日本ばかりだけど、国立公園みたいな場所はアメリカのほうが充実しているので、もっと行ったほうがいいのだろうなあ。


  1. 著者のからぱたさんについては、その後に、経歴や意図について詳しいインタビュー記事がでた。 ↩︎

最近はそこそこ仕事が忙しくて、悪い意味で毎日をこなしている感覚があったので、背筋を伸ばすようなものでもと “The Clean Coder” を読んだ。タイトルの “clean” は、おそらく同著者の “Clean Code” と揃えただけで、サブタイトルの “A Code of Conduct for Professional Programmers” のほうが実際の内容に近い。プロのソフトウェア開発者たるもの、と著者が設定するバーはなかなか高くて「背筋を伸ばすような」という当初の目的は果たされた。

第1章で Professionalism に延々と説いた後に、はじまる第2章が Saying No で、そこでさらに「私がつくったチームには対立なんてないよ」というレビュアーの声をとりあげ

I wonder if his teams are really as confrontation free as he supposes. And if they are, I wonder if they are as effecient as they could be.

なんて書いてみせるのは、なんというか、厳しい。

この章で語られる “There is no trying” のくだりも良い。曰く、”try” といって捻出できる余力や、新しい計画や、行動があるなら、最初からやれ。それがないなら “try” なんて言ってその場をやり過ごすな。意識してみると、私は雑に “let me try” と言う場面があり、もうちょっと “let me confirm that …” とか、きちんと考えて話そうと思い直した。

第6章の Practicing も良かった。最近はオープンソースソフトウェアにパッチをおくる期がさって、読書期だったんだけど、しばらく kata を練習して IntelliJ IDEA に親しんだりするのは良さそうだ。ちなみに第1章で著者は、週40時間はたらくならば、プラス20時間を勉強にあてることを勧めている。

全体的に昔話が多いのはあまり良くない。テープの話とかは今更しなくてもいいと思う。著者の Acceptance Testing への傾倒も理解はできつつも (著者は FitNeese の開発者でもある) あまり同意できない。ただ、これに関しては私の食わず嫌いでもあるので、一回くらい実際に試すべきかもしれない。