今年も新型コロナウィルスの年で、とはいえ、それに伴う生活の変化、例えば家から働いたりすることは、だいたい去年にはじまっていたので、あまり代わり映えのしない年だった。
音楽

家の一室で仕事するのに慣れたのか、音楽を聞くのはちょっと減ってしまったように思う。
Live on KEXP at Home の Sen Morimoto は、後世の人々に説明が必要になるような、パンデミック下の生活を切り取っている感じがよかった。途中で、Mitski の “Washing Machine Heart” をカバーしていたと思ったら、年末に Mitski の新しいアルバムが出ることになった (実際に出るのは来年) のも良かった。
本

- 玉村豊男『料理の四面体』
なにがきっかけで読んだのか覚えていないけど、玉村豊男『料理の四面体』は面白かった。色々と軽い本は読んだけれど、重い本は読めず。
年の後半では、ニュースの消費を見直そうと、週刊誌の The Economist を月に一冊買うようにしていた。年末には “The World Ahead” という特別号が毎年出るようで、今は The World Ahead 2022 を読んでいる。
インターネット

hysysk さん経由で知ったデジタルガーデニング、Zettelkasten や Roam Research のようなナレッジマネジメント勢と、The Whimsical Club や Neocities のようなホームページ勢が同居している、ちょっと曖昧な言葉だけど「公開したら終わりで長期で手を入れたりはしない文章を、時間軸に並べることが、本当に良いやりかたなのか?」というブログ時代になって忘れていた問題を、もう一度問い直していて良かった。
去年のベストでふれた「インターネット縄文時代」はあまり流行らなかったけど、インターネットの流行が一周している感じは、洋の東西を問わずにあるように思う。
ポッドキャスト

プログラマへのインタビュー中心のポッドキャスト。2018年から続いているけど、私は今年から聴きはじめた。有名ソフトウェアの作者だと SQLite や Zig の作者なんかが出ていて、なかなか人選が渋い。他のインタビュー系ポッドキャストに比べると、比較的積極的に編集されていて聴きやすい。
YouTube

Casey Neistat の兄、HBO の The Neistat Brothers では共演していた Van Neistat の YouTube チャンネル。とりわけ最近のサムネイルはだいぶ YouTube っぽくなってしまっているけど、内容は、日記というかエッセイというか、独特で良い。
テレビ

同僚がおすすめしていたので見はじめたら、ハマってしまって、深夜に連続で3話みるとかそういう体に悪いスケジュールで見た。ストリーミングでアメリカ連続テレビドラマを一気に見るの、漫画喫茶で単行本を一気に読むような、充実感と背徳感がある。
おわりに
この記事は 2021 Advent Calendar 2021 の19日目です。18日は june29 さんの思い出し 2021でした。明日は yamanoku さんです。過去の自分のベストはあと2年分あります。
それではみなさま良いお年を。