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三回忌をして、子供が生まれて、また仕事のチームを変えた一年だった。

“Deep Work” の Cal Newport の新刊。ライフスタイルとしてのミニマリズムと同様に、スマートフォンやソーシャルメディアといった、デジタルなテクノロジーについても、自分の価値観にあった少数のものに、厳選・最適化したほうが良いよ、というのが著者の主張。

一人で時間を過ごすことの価値と、その不足、みたいなところを論じるときに、同じテーマをあつかった “Lead Yourself First” (2017) をひきながら

As Kethledge and Erwin explain, however, solitude is about what’s happening in your brain, not the environment around you. Accordingly, they define it to be subjective state in which your mind is free from input from other minds.

こう定義しているのは、私にはちょっとドキッとさせられるものがあった。この定義通りに、本当に一人で、本もポッドキャストもなしに、他人の考えから離れて時間を過ごすことって、最近していたっけ?

そういったわけで、以前から時折休憩していた Facebook と Twitter に加えて、RSS リーダーからポッドキャストまで、いろいろと読んだり聴いたりするものを減らしてみている。

インターネットとの距離感の見直しみたいなものは、私は定期的にやっていたんだけど、

いままでは、シグナル/ノイズ比の改善というか、「悪い」情報を減らして「良い」情報を増やそう、という意識があった。最近は、そもそも良い情報も程々でいいかな、というところに意識が変わりつつある。

音楽

京都のマスロックバンド tricot の、メジャーレーベル移籍後の一曲。

tricot が出ている Audiotree Live シリーズ から発見したものだと、台湾の Elephant Gym も良かった。シアトルに来ていたのに観れなかったのは残念。

インターネット

Scrapbox は一時期 hub に書きこんだり、ほかにも個人のものを色々と読んだりしていた。面白いのだけど、冒頭の「他人の考えから離れる」という意識もあって、最近はひかえている。

Scrapbox は、キーワードをいちいちカッコで囲んで、出力を完全にコントロールできる感じとかが、ブラックボックスのアルゴリズムで色々を「おすすめ」される2019年にみると、ちょっと異様な感じがしていて、いにしえの 簡単で馬鹿な仕組みを、馬鹿だなあと思って使う 時代を思い出す。

明日は

これは、2019 Advent Calendar 2019 の4日目の記事でした。昨日は necomimii さんの「2019年をなんとなく振り返るけど大体よかったしこれからもいいと思う」、明日は shikakun さんです。

そういえば、この前の帰省のときには、子供たちの体調が悪くなってしまい、小児科につれていく、という一面があった。

小児科に電話をかけると「予防接種はうけていますか?」「あ、えーと、アメリカに住んでいるので、アメリカのやつはうけているんですが…」という回答しかできず、ちょっと困った。幸いにも妻がワシントン州の Lifetime Immunization Record を携行してくれていたので、それをその場で翻訳して、問診票に記入することで事なきをえた。

ワクチンの名前の翻訳には、名鉄病院のアメリカの定期予防接種スケジュール 〔2012〕を使った。A4 で1ページの簡潔な PDF だけど「2種混合って何と何だっけ?」みたいなところにちゃんと説明があり、わかりやすい。

最近に奥さんと話していて、アメリカに来て5年がたっていたことに気づいた。

仕事

グリーンカードを2017年にとったものの、結局は会社が変わる転職はしなかった。チームはコロコロ変えて、今年の夏からは AWS で firecracker-containerd をやっている。2013年に趣味で Docker のソースコードを読んだりしていたのが、給料をもらえる仕事になったのはちょっと感慨深い。人生の伏線がちゃんと回収された感がある。

仕事で書くコードがオープンソースになったのは良かった。

シニアなエンジニアになれなかったのは残念だったけれど、仕事の内容に関してはあまり不満はない。給料が多いに越したことはないけれど、金銭的なところについては、そろそろ、子供の学費とかリタイアする年齢とかから逆算して目標を決めたほうがいいと思う。

家族

子供が二人できた。上の子はトイレトレーニング中。下の子はやっと寝返りができたくらい。

コミュニティ

テック系のコミュニティ活動については低調で、たまに勉強会とかイベントに顔を出してみたりするものの、そこから継続的な関係性が生まれたりすることはなかった。

シアトルのコミュニティは、東京のコミュニティに比べると「中心がない」感じがする。また、ここで比較している東京のコミュニティというのも、私が東京にいたころの時代の話で、今はもっと細分化しているんだろうと思う。

これについては、正直いうと、あんまり頑張らなくてもいいかなあと思う。とりわけ、家族と夕食をとるのをスキップする時間帯の勉強会というのは、自分のライフスタイルに合わなくなってしまった。

もっと広義の、家族と一緒に参加できるような、地域のコミュニティ活動については、もうちょっと参加してもいいかもしれない。

インターネット

ブログはまあまあ続いている。毎年にブログを引越すのは2016年でやめてしまったけれど、Hugo にはそこまで不満もない。

自分の作品と呼べるようなものを作らなくなってしまったのは良くない。ブログを書いたり、勉強会に行ったり、有名ソフトウェアにパッチを送ったりする時間を減らしてもいいので、次の5年は、もうちょっと何か「自分のもの」を作る年にしたいなあと思う。

英語

昔よりはだいぶできるようになった。ノンフィクションとか自己啓発っぽい本は、翻訳を待たずに英語で読んだりもするし、ポッドキャストも色々と聞けて楽しい。

一方で、今の生活を続けるだけでは、これ以上の上達はないんだろうなあとも思う。時制とか発音とか色々あやしいところはあるんだけど、仕事で「間違っていますよ」というフィードバックを受ける機会はほとんど無い。同僚には Toastmasters を勧められたりもしたけれど、まだ二の足を踏んでいる。

社会

大統領が変わった。けど自分の生活圏では大きな変化はなかった。

テック企業、とりわけ巨大テック企業はクールじゃなくなってしまったなあと思う。私がアメリカに来た頃から、シアトルにおけるアマゾンはクールな存在ではなかったし、Cal Newport とかを好んで読んでいる自分はバイアスがあるとは思う。

でも、Elizabeth Warren 上院議員なんかを見ると、なんだか全米的にあんまり好かれてないのだなあ、という気持ちになる。

ふりかえりはほどほどに

2015年もそうだったけれど、ブログで毎月のふりかえりをするようにすると、ふりかえりばっかりになって良くない。良くないというか、本意ではない。

あと、パブリックな場所で内省的なことを書くのには、例えば子供のこととか、書けることに制限があって、これをメインのふりかえりの場所にするのは良くない。書けないことについて考えが足りなくなる。

というわけで、今年のふりかえりはこれで終わりです。ブログは多分つづきます。

Steps to getting your first license: Instruction permits

Your permit is valid for 1 year. You can renew it by visiting an office and paying the renew instruction permit fee.

アメリカの自動車学校には、校内に模擬コースみたいなものは無い。ペーパテストにさえうかってしまえば、そのあとに車を運転するのは、基本的に公道で行われる。その「ペーパーテストにうかったので監督している人がいれば行動を運転していいですよ」という許可証である Instruction Permit の期限が切れかけていたので、更新してきた。

視力検査をして、住所など前回の記載事項に更新がないことを確認して、$25 + クレジットカードの手数料を払えば更新できる。現金で払えば手数料は必要ない。以前に Instruction Permit を発行してもらったときから Driver Licensing Office の場所が移動していて、ちょっとびっくりした。

期限が近づいてきたということは、ペーパーテストを受けて Instruction Permit をとってから一年以内に免許が取れなかったということで、少し残念。残念がっていてもしょうがないので、反省して、最近は会社にいく前に教習所に行って練習している。

車の運転はやっぱりむずかしい。“運転 30代” とか “learning driving 30s” とかで検索したりして、同志を探して自分をなぐさめている。

9月ふりかえり

Oct 5, 2019

妻の免許の更新と、子供を実家につれていくために、しばらく日本に帰省していた。

仕事

そういったわけで、仕事に関しては大きな変更なし。

趣味

先月にここに書いたプルリクエスト二つは、

どちらも結果として取り込まれず。FastBoot のメモリ使用量は削減できたので、10月中にマージされてほしい。

読んだ本

  • Cal Newport “Digital Minimalism”
  • 西村直人ほか『Scrum Boot Camp The Book』

“Digital Minimalism” は良かった。影響されて、Feedly や Pocket Casts もしばらくお休みしている。ここらへん、自分の中では (Facebook や Twitter に比べて) 良いインプットという位置付けだったんだけど、そもそもそこまで四六時中インプットせず、なにもしない時間や、考える時間を増やしたほうが良さそうだと、今は思っている。

『Scrum Boot Camp The Book』は、仕事よりはプライベートの色々で、プロジェクトを進める「型」みたいなものを作る参考として読んだ。

ポッドキャスト

Matt D’Avella の The Ground Up Show に Patreon の Jack Conte が出ていた。最近、「簡単で馬鹿な仕組みを、馬鹿だなあと思って使ってほしい」と時系列じゃなくなっていくフィードについて考えていたんだけど、Jack Conte はアルゴリズムの介入に明確に異議をとなえていて、

If somebody likes you enough to be paying you five bucks a month or ten bucks a month, give them all the things. Why should Patreon be the mediator in the relationship between the fan and the creator?

良かった。それってスケールするの? とも思うけれど、Patreon でクリエイターを支援するというのは、要するにお金を毎月払うということで、そこまで量の問題は心配しなくていいのかもしれない。

週報から

  • 会社の人々と Living Computer Museum に行った
  • 子供の新しいプリスクールがはじまった
  • 子供のサッカー教室が再開した

そのほか

2017年に書かれたものだけど、とても良かった。