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Why is building the Ruby environment hard? の、

ソフトウェアは何もしないと壊れる

というのは事実ではあるんだけど、それが良いことかというと、どうなのかなあと思う。ほかにも、我々プログラマはつい「ソフトウェアは完成しない」とかいってしまうし、それは雇用のためには良いことなんだろうけど、でも本当に完成しないんだろうか。

Go の logrus の README には、こんな段落がある。

Logrus is in maintenance-mode. We will not be introducing new features. It’s simply too hard to do in a way that won’t break many people’s projects, which is the last thing you want from your Logging library (again…).

This does not mean Logrus is dead. Logrus will continue to be maintained for security, (backwards compatible) bug fixes, and performance (where we are limited by the interface).

この姿勢、ロギングだけではなく、多くのソフトウェアで歓迎されうると思う。

あるいは、macOS の見た目の変化、昔はストライプが入っていて、次にメタルっぽい見た目になって、最近はフラットで、みたいなもの、だんだん機能というより、買い替え需要のために変化をおこす、ファッションの領域に片足をつっこみつつあるんじゃないか。左上に 1px 白を入れて、右下に 1px 黒を入れて「これは押せますよ」という見た目にすることの、何が悪かったんだろうか?

ここ最近ずっと G-SHOCK のオリジナルに近い四角いモデルをつけていて、こういう、完成した定番品というのが、コンピュータとかソフトウェアの世界にも、もう少しあってもいいんじゃないかと思う。