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週刊ブログ続報

Oct 23, 2021

読者を意識した、キャリアのためのブログ

そういったわけで、今年の残りは「ちゃんとした」技術的な話を一定のペースで書く、ブログというものに挑戦してみることにした。

9月と10月は、毎週一回プログラミング関係の話を書いて、それに文字数ギリギリまでリードをつけて Twitter に流す、というのをやってみた。毎週つづけられたこと、下の三つがよく読まれたことは良かった。

ただ、これがキャリアにつながるか、転職の足しになるかというと、まあそういうものではないよね、とも思った。ブログを転職の足しになるようにするには、もうちょっとしぼった分野で、継続的な努力が必要そう。そして、自分の出来ていることとの差分を考えると、仕事がオープンソースなことでインターネット活動ポイントみたいなものは足りているので、地道にコーディングインタビュー対策でもしたほうが良さそうである。

インターネット活動と採用

そもそも、世の中の会社はインターネット活動を採用でどのくらい考慮しているのか、というのにも疑問がある。見ているにしても配分はだいぶ低いのではないか。

昔はインターネット活動を単純に熱意と才能の表れだと思っていたんだけど、実際にはもうひとつ、時間という要素があって、これは予算が人によって大きくちがっている。20代の頃より私の可処分時間は減っていて、それでも例えば、シングルマザーの人よりは多いと思う。

そういう不平等を前にすると、採用の文脈で「ブログと GitHub には必ず目を通します!」みたいなのも、あんまり良くないのかなと思ってしまう。

Twitter

長らくフォロワーが増えるような使いかたをしていなかったので、Twitter に自分が書いたものを投稿して、それがリツイートなどで遠くに流れていって、結果としてフォロワーが増えるのは楽しかった。せっかく書いたのだから読まれるほうがいい。

ただ、よく読まれたものには「シェルスクリプトやめろ」「モックするな」とか、言い切りの要素があって、それは炎上マーケティング的なところがちょっとあったよね、とも思う。

英語圏

残りの二ヶ月は英語ブログのほうのテコ入れ、と言いたいところだけど、もう年末なのでほどほどにやります。ここ二ヶ月で日本語ブログに書いた話は、過去に英語のほうに書いたものの翻訳もいくつかあって、それらはここまで話題にはならなかった。この差には

  • 英語圏のブログは競争が激しいので、私が書いたくらいのものでは話題にならない
  • 私のフォロワーは英語圏より日本語圏に偏っているので、リツイートで流れていくのにも限界がある
  • 日本語インターネットにおけるプログラミング界隈は、小さくて密なコミュニティで、話題が波及しやすい
  • Twitter に自動投稿するより、ちゃんと手動でリードをつけたほうがいい

色々要因はあるのだと思う。日本語ブログのほうは、またもうちょっと個人的な話も増える予定。