セコンさんの心のざわめきを無くして日記を書くということ / secon.dev への移転が良くて、なにか書こうかと思っていたら、森井さんに先を越されてしまった。
過去のインターネットを懐かしむ話と、いやいや、いまだって大丈夫だよ、というのはここ最近よく見かける話題で、
- If I could bring one thing back to the internet it would be blogs
- Rediscovering the Small Web
- The Return of the 90s Web
無料のホスティングを提供する Neocities から、href.cool や OMGLOAD といったリンク集、webring.xxiivv.com のようなウェブリングまで、少しの揺り戻しは来ているように思う。
これらがメインストリームになるとは主張しないけど、過去のインターネットにあって一度は廃れてしまった色々について、いま良さを再発見している人々は存在する。個人的には、退行ではなく復興運動だと思っている。
また、私はここ最近、100 Days To Offload という、一年間に100記事ブログを書いてみようという活動に参加している。ここに参加している人々は、自分の読んでいるブログを Blogroll にまとめてみたり、お互いに Webmention というトラックバックみたいなものを送りあったり、ちょっと懐かしいブログスフィアの雰囲気を感じてしまう。
一方で、プラットフォームの外でブログを書く人というのは、書き手の入れ替わりはありつつも、今も昔も常に一定はいるようにも思う。
例えば、プログラミング言語の Rust のコミュニティでは、毎年の終わりになると A call for blogs という呼びかけに応じて、人々がブログやオンラインフォーラムに、来年の Rust に望むことを書く、という風習がある。書かれたものは Read Rust にまとめられていて、ここを見ると、自分の個人のドメインにブログを書いている人というのは、今もそれなりにいるんだなあと気づかされる。