Apollo が WebKit for Win32 をもってる件

March 20th, 2007

Adobe Apollo のブラウザ部分は Safari と同じ WebKit なので、Adobe Labs にある Scout なんかが、手軽な WebKit for Win32 として使える。ちなみに「手軽」というのは実行環境を揃えるまでの部分であって、Scout 自体は使いづらい。

Apollo の WebKit は、Mac でもシステムの WebKit とは別の WebKit を使っている。テキストをドラッグして範囲選択したときの挙動や IME の実装されなさ具合などの触感だと、Adobe のクロスプラットフォームレイヤーの上に WebKit を移植ってことなんだろうか。

MochiKit の Intepreter で自己申告をみると、手元の Safari 2.0.4(419.3)が

MochiKit v1.4 [AppleWebKit/419 (KHTML, like Gecko) Safari/419.3]

で、Scout だと

MochiKit v1.4 [AppleWebKit/420+ (KHTML, like Gecko) Safari/419.3 Apollo/1.0.Alpha1]

になる。419 → 420+ の差分といわれてもぱっとは思いつかないけど、たとえば typeof document.evaluate が "undefined" → "function" になっているのは確認できた。

CSS の実装具合も subtech - 冬通りに消え行く制服ガールは、夢物語にリアルを求めない。 が Safari と Scout で同じずれかたをしたので、たぶん Safari と同じくらいなんだろうと思う。

追記

Windows の Scout は日本語フォントのレンダリングがおかしい。12px のビットマップフォントを 16px に拡大したみたいになる。

追記

かぶりすぎた。