Twitter のタイムラインを、ふだんは Latest Tweets にしている。たまに Home にすると、面白いというか、一言いいたくなるような tweet がならんで、推薦がうまくいっていてすごいなあと思う。一方で、インターネットでみかけた見知らぬ誰かの一言にかえしてみせるのはあんまり意味のあることでもなく、スルーして Latest Tweets にもどすことが多い。
テレビのワイドショーとか、むかしの久米宏とか、世の中のいろいろなことに一言いってみせる「賢さ」みたいなものは、あらゆる専門家が自分自身のチャンネルをもてるインターネット時代にはあまり求められないのだろうと昔は思っていた。実際には、橋下徹がロシアのウクライナ侵攻について語ってみたり、ひろゆきが沖縄の基地問題について語ってみたりするのを、みんなで見ていたりするので、なかなか思ったようにはいかない。人々が話題にするのと、それに納得するのはまた別なので、そこまで悲観すべきものでもないのかもしれないけれど。
マライ・メントラインの小泉悠評は面白いし、実際私もよく本を買っているけれど、一方で「教養人」というのはよくわからないなと思った。軍事以外も語れるのよ、というのはわかる。じゃあとなにができれば教養人になれるのかはよくわからない。たぶん、そもそも「教養」がわかっていないのと、私自身が専門家よりなので、ジャンル横断的な活躍というのは、あったらいいけど、なくてもいいと思っている嫌いがある。
Source: posts/2022/expert.md