最近、妻が子供むけに借りてきた『もうふりまわされない! 怒り・イライラ』を読んだ。結構気に入って、今日も子供に「怒るときには『〜すべき』という期待がある」という話をしたりした。監修の名越康文は有名な人らしいけど、表紙に監修者の名前しかなく、奥付にすら著者がいないのはどうかと思う。
2022年であること、アメリカでデスクワークをしていること、自宅から働いていること、客先にあまり出ないことなどがあいまって、仕事の場で怒るひとをめったに見かけない。内心で怒っている人はいるのかもしれないけど、大声をだすとか、暴力とか、ため息をついてみるとか、そういう「私は怒ってますよ」というのを人に伝える行動をとるひとがいない。
私自身もそういう文化にだいぶ染まったつもりでいるけど、家だと、まだ子供に怒ってしまうことがあって、まだまだ修行が足りないなと思う。怒るのはやめたい。
私が子供の頃は、体罰を武勇伝のように語る教師というのがいたりしたけれど、今考えるとこれはダメだった。同様に、他人を大声で怒ったりするのも徐々にダメになってきて、ふりかえって「あれは乱暴だった」と思うようになるんじゃないか。甘いかなあ。
Source: posts/2022/angry.md